アビームコンサルティングの年収は?職位別レンジと総合系他社との比較
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アビームコンサルティングの平均年収は、大手口コミサイトの公開集計値で約750万〜819万円とされています。一見すると総合系の中では控えめに映りますが、平均年齢が31〜32歳と若いことを踏まえると、同年代比較では相応に高い水準です。本ページでは職位別レンジの目安と、外資系・BIG4との比較まで踏み込んで整理します。
この記事のポイント
- ✓平均年収は約750万〜819万円(大手口コミサイトの公開集計値・平均年齢31〜32歳)。直近の集計では800万円台半ばの値も示されている
- ✓非上場のNEC完全子会社のため、平均年収の公式開示はない。数値はいずれも目安
- ✓職位別の目安はコンサルタント約550万〜750万円、マネージャー約1,000万〜1,400万円。マネージャー昇進が年収1,000万円の分岐点
- ✓平均値ではアクセンチュアやBIG4を下回るが、平均年齢の差が大きく影響しており単純比較には適さない
- ✓昇進サイクルは概ね2〜4年とされ、急激な昇降格よりも着実な積み上げ型のキャリアが基本
アビームコンサルティングの平均年収
アビームコンサルティングの平均年収は、大手口コミサイトの公開集計値で約750万〜819万円とされています。集計時期や母集団によって幅があり、直近の集計では800万円台半ばの値も示されていますが、いずれも公式開示値ではなく目安です。
平均年収の目安:約750万〜819万円(大手口コミサイトの公開集計値・平均年齢31〜32歳)
数値の性質 — 公式開示はない
同社はNECの完全子会社(非上場)であるため、有価証券報告書での平均年間給与の開示はありません。上場している総合系ファーム(例:ベイカレントの約1,349万円)が公式数値で検討できるのとは異なり、アビームの年収はすべて口コミサイト等の集計値に基づく推定です。
口コミ集計は投稿者の職位・年次の偏りによって実態とずれる可能性があるため、本ページの数値はレンジで捉えることをおすすめします。
平均年齢の若さを考慮する
口コミ集計における同社の平均年齢は31〜32歳前後とされています。日本の給与所得者の平均年収は545万円(国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」)であり、30代前半で700万円台後半という水準は、日本全体で見れば十分に高い部類に入ります。
コンサルティングファームの平均年収は「平均年齢の若い会社ほど低く見える」構造があるため、他社と比較する際は平均年齢もあわせて確認することが重要です。
職位別の年収レンジ(目安)
アビームの職位は、アナリストからコンサルタント、シニアコンサルタント、マネージャー、シニアマネージャー、その上位のダイレクター/プリンシパルへと段階的に上がっていきます。大手口コミサイトの公開集計値と公開求人票をもとにした職位別レンジの目安は次のとおりです。
| 職位 | 年収レンジの目安 | 主な役割 |
|---|---|---|
| アナリスト | 約450万〜600万円 | 調査・分析と資料作成を担当 |
| コンサルタント | 約550万〜750万円 | 担当タスクのオーナーとして成果物を作成 |
| シニアコンサルタント | 約700万〜1,000万円 | チームを牽引し主要論点をリード |
| マネージャー | 約1,000万〜1,400万円 | プロジェクト全体の管理とクライアント折衝 |
| シニアマネージャー | 約1,250万〜1,900万円 | 複数案件の統括と提案活動 |
| ダイレクター/プリンシパル | 約1,800万円〜 | 事業責任と組織運営 |
大手口コミサイトの公開集計値・公開求人票をもとにした目安です。公式開示値ではなく、評価や賞与により個人差があります。
1,000万円の壁はマネージャー昇進
レンジを見ると分かるとおり、年収1,000万円の分岐点はシニアコンサルタントからマネージャーへの昇進です。マネージャーに昇進するとプロジェクト管理とクライアント折衝の責任を負う立場となり、報酬も一段引き上がる構造とされています。
逆に言えば、シニアコンサルタントまでの水準は外資系総合ファームと比べて突出して高いわけではありません。中途入社時のオファー額だけでなく、昇進後のレンジまで含めて検討することが大切です。
昇進サイクルは2〜4年が目安
各職位の在籍年数は概ね2〜4年とされています。成果次第でマネージャーまで毎年昇進することも可能とされるベイカレントのような急速な昇進モデルとは異なり、着実に経験を積み上げて昇進していくスタイルが基本です。
この点は「腰を据えて専門性を築く」という同社のカルチャーとも整合しており、短期間で年収を急伸させたい志向よりも、中長期でキャリアを設計したい志向に合う構造と言えます。
総合系他社との年収比較
主要なコンサルティングファームの平均年収(目安)と並べると、アビームの位置づけが見えてきます。
| ファーム | 平均年収の目安 | 分類・備考 |
|---|---|---|
| ベイカレント | 約1,349万円 | 東証プライム上場・有報開示 |
| PwCコンサルティング | 約1,000万円 | BIG4系 |
| デロイト トーマツ | 約950万円 | BIG4系 |
| アクセンチュア | 約866万円 | 平均年齢33歳前後 |
| アビームコンサルティング | 約750万〜819万円 | 平均年齢31〜32歳 |
上場企業以外は公式開示値ではなく、大手口コミサイトの公開集計値です。平均年齢や職種構成が異なるため単純比較には適しません。
平均値の差をどう読むか
平均値ではアクセンチュア(約866万円)やBIG4系(約950万〜1,000万円)を下回ります。ただし、アビームは平均年齢が31〜32歳と若く、若手層の比率が高いことが平均値を押し下げている面があります。
職位別レンジで比較すると、マネージャー以上の水準は総合系他社と大きく変わらない構造です。「平均値の差=同職位での差」ではない点に注意してください。
報酬以外の要素も含めた比較を
同社はNECグループの安定した経営基盤のもと、残業時間が業界平均より少なめとされる働き方(詳細は働き方・激務度のページ参照)や、SAP・ERP領域での専門性構築といった報酬以外の価値も持ちます。年収の絶対額だけでなく、労働時間あたりの報酬や身につくスキルの市場価値まで含めて比較することをおすすめします。
給与体系と評価の考え方
同社の給与は基本給と賞与で構成され、職位(グレード)に応じたレンジの中で評価により決まる仕組みとされています。
グレード内の細分化
口コミ等では、コンサルタントやシニアコンサルタントなどの各職位の内部がさらに複数の等級に分かれており、等級が上がるごとに基本給が段階的に上昇する構造が語られています。公式に開示された制度ではないため詳細は選考過程で確認が必要ですが、「同じ職位でも等級により年収に幅がある」と理解しておくとレンジの広さに納得がいきます。
急激な差がつきにくい日系型
完全成果主義を掲げるファームと比べると、同社は評価による同年次内の差が急激に開きにくい、日系企業らしい運用が語られる傾向にあります。安定的に昇給していきやすい一方、突出した成果で一気に報酬を伸ばすことは相対的に難しい構造です。
この特徴は「アップオアアウト(昇進できなければ退職)」の圧力が弱いこととも表裏一体であり、長期で働くことを前提にした報酬設計と言えます。
年収水準を支える事業基盤
同社の報酬を検討するうえでは、事業の安定性と成長性もあわせて見ておく価値があります。
| 指標 | 内容 |
|---|---|
| 連結売上高 | 1,598億円(2025年3月期) |
| 連結従業員数 | 約9,600名(2026年4月1日時点) |
| 資本金 | 62億円 |
| 親会社 | NEC(完全子会社) |
同社の公開情報に基づきます。
成長を続ける日本発ファーム
連結従業員数は2025年4月時点の8,816名から2026年4月時点で約9,600名へと拡大しており、採用と事業成長が続いていることが分かります。売上高1,598億円(2025年3月期)という規模は、日本発のコンサルティングファームとしてトップクラスです。
SAPをはじめとする基幹システム刷新の需要は中長期で継続しており、案件基盤の安定性が報酬の持続性を下支えしています。
アビームで年収を上げるキャリア戦略
最短ルートはマネージャー昇進
前述のとおり、年収1,000万円超の分岐点はマネージャー昇進です。プロジェクト管理経験とクライアント折衝力を早期に積み、昇進要件を満たしていくことが社内での最短ルートとなります。
SAP・ERP専門性の市場価値
同社はSAPをはじめとするERP導入で国内トップクラスの実績を持ちます。ERP領域の構想策定から導入・定着まで一気通貫で経験できる環境は多くなく、ここで築いた専門性は転職市場でも高く評価される傾向にあります。
社内昇進だけでなく、専門性を武器にしたキャリアの選択肢が広がる点は、中長期の年収戦略において見逃せない要素です。
よくある質問
- Q. アビームコンサルティングの平均年収はいくらですか?
- A. 大手口コミサイトの公開集計値で約750万〜819万円とされています(平均年齢31〜32歳)。直近の集計では800万円台半ばの値も示されていますが、同社は非上場のNEC完全子会社のため公式開示はなく、いずれも目安です。
- Q. 職位別の年収はどのくらいですか?
- A. 目安として、アナリスト約450万〜600万円、コンサルタント約550万〜750万円、シニアコンサルタント約700万〜1,000万円、マネージャー約1,000万〜1,400万円、シニアマネージャー約1,250万〜1,900万円、ダイレクター/プリンシパルで約1,800万円以上とされています。
- Q. 年収1,000万円に到達できますか?
- A. マネージャー昇進が分岐点です。マネージャーの年収レンジは約1,000万〜1,400万円が目安とされており、昇進サイクルが概ね2〜4年であることを踏まえると、コンサルタントからは複数回の昇進を経て到達する水準です。
- Q. アクセンチュアやBIG4より年収は低いのですか?
- A. 平均値では下回ります(アクセンチュア約866万円、デロイト トーマツ約950万円、PwCコンサルティング約1,000万円に対しアビーム約750万〜819万円)。ただしアビームは平均年齢が31〜32歳と若く平均値が押し下げられており、マネージャー以上の職位別レンジでは大きな差はない構造です。
- Q. なぜ公式の平均年収が分からないのですか?
- A. 同社はNECの完全子会社であり上場していないため、有価証券報告書による平均年間給与の開示義務がないためです。本ページの数値は大手口コミサイトの公開集計値と公開求人票に基づく推定であり、目安としてご覧ください。
- Q. 給与体系の特徴は何ですか?
- A. 職位(グレード)に応じたレンジの中で評価により決まる仕組みで、各職位の内部がさらに複数の等級に分かれる構造が語られています。完全成果主義のファームと比べ同年次内の差が急激に開きにくい日系型の運用とされ、長期就業を前提にした安定的な昇給が特徴です。
SUPERVISED BY — 監修者
監修者一覧 ›
監修者
辰本 明日加Asuka Tatsumoto
STRAND PARTNERS 代表取締役
慶應義塾大学卒業後、アクセンチュア戦略部門、リクルートを経てSTRAND PARTNERSを創業。コンサルファーム・PEファンド・大手事業会社への転職支援を手がける。

監修者
高辻 渚Nagisa Takatsuji
STRAND PARTNERS
米国ビジネススクール卒業後、PwCニューヨークオフィス、アクセンチュア戦略部門を経て参画。グローバル視点でのコンサル・外資系企業への転職支援を担当。
本記事はストランドパートナーズ株式会社のコンサルティング業界担当コンサルタントが内容を確認しています。
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