Dirbato(ディルバート)の働き方|残業時間・リモート・評価制度
最終更新:
コンサルティングファームへの転職で最も気になる点のひとつが労働環境です。本ページでは、Dirbatoの残業時間や休暇取得の実態を公開データで確認し、働き方に関する制度面の取り組みを整理します。結論から言えば、業界内では中間的な水準で、繁閑の波が大きいことが特徴です。
この記事のポイント
- ✓平均残業時間は月30.6時間。IT・デジタル系ファームの中では中間的な水準
- ✓回答者の47.9%が月20〜39時間だが、繁忙期には月80時間を超えるケースもある
- ✓有給休暇消化率は65.9%と業界平均を上回る
- ✓リモートワークとフレックスタイム制度を導入。ただし案件により運用は異なる
- ✓営業機能を分離し、提案とデリバリーの二重負荷を軽減する体制を敷いている
残業時間の実態
口コミサイトの集計によると、Dirbatoの平均残業時間は月30.6時間です。回答者の47.9%が月20〜39時間の範囲に収まっており、コンサルティング業界の中では突出して長いわけではありません。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均残業時間 | 月30.6時間 |
| 月20〜39時間の回答比率 | 47.9% |
| 繁忙期 | 月80時間を超える場合あり |
| 有給休暇消化率 | 65.9% |
口コミサイトに投稿された回答の集計値です。全社員を代表する統計ではありません。
繁閑の波が大きい
平均値は月30.6時間ですが、繁忙期には月80時間を超えるケースも報告されています。特にシステム導入のトラブル対応が発生した場合、深夜や休日の稼働につながることがあります。
同社は構想から実装・定着までを担うため、システムのリリース前後は稼働が跳ね上がりやすい構造です。プロジェクトの局面による波が大きい点は理解しておく必要があります。
IT・デジタル系他社との比較
| ファーム | 残業時間の目安 |
|---|---|
| ノースサンド | 月約20時間(会社公表値)/29.7時間(口コミ集計) |
| フューチャー | 月28.0時間(公表値)/41時間前後(口コミ集計) |
| Dirbato | 月30.6時間(口コミ集計) |
| フォーティエンスコンサルティング | 月約40.8時間 |
| キャップジェミニ | プロジェクト差が大きい(20時間未満〜60時間以上) |
各社とも算出基準や出典が異なるため、厳密な横並び比較には適しません。
休暇の取得しやすさ
有給休暇の消化率は65.9%とされ、業界平均を上回る水準です。プロジェクト単位で稼働するため、案件の切れ目にまとまった休暇を取得するケースが多いようです。
残業時間が中間的な水準にありながら有給消化率が業界平均を上回っている点は、働き方改善への取り組みが一定の成果を上げていることを示していると考えられます。
リモートワーク・フレックス
リモートワークとフレックスタイム制度が導入されており、働き方の柔軟性を高める取り組みが行われています。
案件により運用が異なる
コンサルティングという業態上、クライアント先への常駐や対面での打ち合わせが求められる場面もあり、リモートの可否はプロジェクトとクライアントの方針に左右されます。
「完全フルリモート」を前提に転職先を探している場合は、選考段階で配属予定案件の働き方を確認しておくことをおすすめします。同じ会社でも案件によって出社頻度が大きく変わるためです。
営業分業による負荷軽減
同社では営業機能を分離し、コンサルタントが提案活動とデリバリーを同時に抱え込む二重負荷を軽減する体制を取っています。
他ファームとの構造的な違い
多くのコンサルティングファームでは、マネージャー以上が案件獲得(セールス)とプロジェクト遂行(デリバリー)の両方を担います。これが上位職位の稼働が重くなる主因のひとつです。
同社はこの分業により、コンサルタントがデリバリーに集中しやすい環境を意図的に設計しています。マネージャー昇進後の働き方を考えるうえで、押さえておきたい特徴です。
評価制度
グレード制と成果主義
年齢や勤続年数によらず、成果と発揮能力に基づくグレード制が採用されています。成長スピードが速くポジションの新設が続いているため、成果を出せば早期に上位グレードへ進める余地があります。
年収はグレードによって決まるため、昇進が唯一の昇給手段です。アナリスト450万〜650万円からマネージャー1,000万〜1,800万円まで、グレードごとに明確な差があります。
評価の一貫性という課題
急拡大の過程で、評価基準の一貫性や「会社への貢献」の可視化については口コミ上で指摘も見られます。組織が急速に大きくなる局面では、評価者の増加に運用が追いつかず、ばらつきが生じやすくなります。
評価制度の運用実態は、面接の場で具体的に質問しておくとよい論点です。グレード定義、評価サイクル、評価者が誰になるのかを確認しておくことで、入社後の見通しが立てやすくなります。
まとめ — 働き方をどう判断するか
Dirbatoの働き方は、IT・デジタル系ファームの中では中間的な水準にあります。平均残業月30.6時間、有給消化率65.9%という数字だけを見れば、コンサルティング業界として過酷とは言えません。
ただし繁忙期には月80時間を超えることもあり、プロジェクトの局面による振れ幅が大きい点が実態です。加えて、リモートの可否も案件次第で変わります。
転職を検討する際は、会社全体の平均値ではなく「自分が配属される予定のプロジェクトはどういう状況か」を確認することが、入社後のギャップを避ける最も確実な方法です。
よくある質問
- Q. Dirbatoは激務ですか?
- A. 平均残業時間は月30.6時間で、IT・デジタル系ファームの中では中間的な水準です。回答者の47.9%が月20〜39時間と答えています。ただし繁忙期には月80時間を超えるケースもあり、プロジェクトの局面による差が大きい点には注意が必要です。
- Q. リモートワークはできますか?
- A. リモートワークとフレックスタイム制度が導入されています。ただしクライアント先での対応が必要な場面もあるため、リモートの可否は配属されるプロジェクトとクライアントの方針によって変わります。フルリモートを前提とする場合は選考段階での確認をおすすめします。
- Q. 有給休暇は取得しやすいですか?
- A. 有給休暇消化率は65.9%とされ、業界平均を上回る水準です。プロジェクトの切れ目にまとまった休暇を取得するケースが多いようです。
- Q. 営業分業とは何ですか?
- A. 営業機能を分離し、コンサルタントが提案活動とデリバリーを同時に抱え込む二重負荷を軽減する体制です。多くのファームではマネージャー以上が案件獲得も担いますが、同社はこの分業によりデリバリーに集中しやすい環境を設計しています。
- Q. 評価はどのように決まりますか?
- A. 年齢や勤続年数によらず、成果と発揮能力に基づくグレード制です。年収はグレードで決まるため、昇進が唯一の昇給手段となります。一方、急拡大に伴い評価基準の一貫性については指摘もあるため、選考時にグレード定義と評価サイクルを確認しておくとよいでしょう。
SUPERVISED BY — 監修者
監修者一覧 ›
監修者
辰本 明日加Asuka Tatsumoto
STRAND PARTNERS 代表取締役
慶應義塾大学卒業後、アクセンチュア戦略部門、リクルートを経てSTRAND PARTNERSを創業。コンサルファーム・PEファンド・大手事業会社への転職支援を手がける。

監修者
高辻 渚Nagisa Takatsuji
STRAND PARTNERS
米国ビジネススクール卒業後、PwCニューヨークオフィス、アクセンチュア戦略部門を経て参画。グローバル視点でのコンサル・外資系企業への転職支援を担当。
本記事はストランドパートナーズ株式会社のコンサルティング業界担当コンサルタントが内容を確認しています。
Dirbato(ディルバート)に関するその他の記事
関連する業界ガイド
- コンサルの激務度・残業時間比較59社|公式開示データと口コミ集計値を分けて読む ›
「コンサル 残業時間ランキング」として流通している表の多くは、会社が公式に開示した実績値と、口コミサイトの集計値と、固定残業の設定時間を、同じ列に並べています…
- コンサル年収ランキング59社比較|有価証券報告書ベースで見る実際の水準 ›
「コンサル年収ランキング」として流通している表の多くは、有価証券報告書で開示された確定値と、口コミサイトの集計値を同じ列に並べています。母集団も算出基準も違う…
主な参照元
本ページは各社の公開情報をもとにコンサルペディア運営事務局が独自に編集したものであり、掲載企業による監修・提供を受けたものではありません。年収・残業時間・選考に関する情報は公開求人情報や口コミサイトの集計値をもとにした目安であり、実際の条件を保証するものではありません。内容の訂正が必要な場合はお問い合わせください。