KPMGコンサルティングの年収は?公式の新卒標準年収625万円とBIG4比較
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KPMGコンサルティングは、BIG4の中で新卒年収を明確に公開している数少ないファームです。公式の募集要項では標準年収額625万1,147円(学士)・645万1,147円(修士・博士)と記載され、これには1ヵ月あたり50時間相当分の固定残業手当が含まれます。算定基準の異なる学部卒570万円という数値も流通しているため、本ページでは両者の違いとBIG4内での位置づけを整理します。
この記事のポイント
- ✓新卒1年目の年収は学部卒570万円・院卒590万円と明確に公開されている
- ✓公式の新卒募集要項では標準年収額625万1,147円(学士)・645万1,147円(修士・博士)と記載され、1ヵ月あたり50時間相当分の固定残業手当を含む
- ✓中途の年収は公式非開示だが、BIG4各社は水準を揃えている
- ✓シニアコンサルタントクラスで評価が良ければ1,000万円を超える設計
- ✓同じKPMGジャパンのKPMG FASは新卒基本年俸600万円〜。法人によって算定基準が異なる
- ✓BIG4の中では組織規模が小さく(従業員2,447名/2026年7月1日現在)、一人あたりの裁量が大きい
- ✓リスク・ガバナンス・サイバーセキュリティ領域の専門性が報酬面でも武器になる
新卒年収が明確に公開されている
KPMGコンサルティングの特徴のひとつが、新卒1年目の年収を明確に公開している点です。
| 学歴 | 1年目の年収 |
|---|---|
| 学部卒 | 570万円 |
| 院卒 | 590万円 |
同社の公開情報に基づきます。
水準の位置づけ
学部卒で570万円という水準は、日本の新卒平均と比べてかなり高い設定です。国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」による日本の給与所得者全体の平均年収が545万円であることを踏まえると、1年目からこれを上回ることになります。
他ファームと比較すると、フォーティエンスコンサルティングの学士521.2万円、Dirbatoの500万円以上、アクセンチュアの年俸430万円(学部卒コンサルタント職)といった水準があり、KPMGコンサルティングは高めの設定と言えます。
| ファーム | 新卒1年目の年収 |
|---|---|
| KPMGコンサルティング | 学部卒570万円/院卒590万円 |
| フォーティエンスコンサルティング | 学士521.2万円/修士532.0万円(賞与別) |
| Dirbato | 500万円以上 |
| アクセンチュア | 年俸430万円(学部卒コンサルタント職) |
各社の公開情報をもとにした整理です。賞与の扱いなど算定基準が異なる場合があります。
公式採用サイトが示す「標準年収額」(2026年8月時点)
同社の公式新卒採用サイトの募集要項には、より詳細な数値が掲載されています。標準年収額として、学士6,251,147円、修士・博士6,451,147円という金額が明記されています。
この金額には注記があり、「賞与算定期間の全期間にわたり在籍していた場合の理論標準業績賞与を含む(2025年10月度支給実績をもとに算出)」とされています。つまり業績賞与を織り込んだ理論値であり、実際の支給額は賞与の評価により上下します。さらに、1ヵ月あたり50時間相当分の固定残業手当を含む設計であることも明記されています。
公式に確認できる数値:新卒の標準年収額は学士6,251,147円/修士・博士6,451,147円。理論標準業績賞与を含み、1ヵ月あたり50時間相当分の固定残業手当を含みます。
| 項目 | 公式募集要項の記載 |
|---|---|
| 標準年収額(学士) | 6,251,147円 |
| 標準年収額(修士・博士) | 6,451,147円 |
| 賞与の扱い | 理論標準業績賞与を含む(2025年10月度支給実績をもとに算出) |
| 固定残業手当 | 1ヵ月あたり50時間相当分を含む |
| 賞与 | 業績賞与 |
| 昇給 | 年1回 |
| 応募資格 | 2026年4月以降に大学/大学院を卒業予定の方(学部学科不問) |
KPMGコンサルティングの公式新卒採用サイトの募集要項に基づく公式開示値です(2026年8月時点の掲載内容)。
570万円と625万円 — 算定基準の違いに注意
本ページ冒頭で示した学部卒570万円・院卒590万円という数値と、公式募集要項の標準年収額625万1,147円・645万1,147円は、いずれも同社に関する公開値ですが、算定の基準が異なります。標準年収額のほうには理論標準業績賞与が含まれると明記されている一方、570万円という数値について賞与や固定残業がどう扱われているかは、公開情報からは確認できません。
したがって「年収が55万円上がった」と読むことはできません。新卒採用の募集要項は年度ごとに更新されるため、応募時点の最新の掲載内容を必ず確認してください。以下では、幅を持たせて「新卒1年目でおおむね570万〜625万円の水準」と理解しておくのが実務的です。
| 数値 | 算定基準として明示されている内容 | 出所の区分 |
|---|---|---|
| 学部卒570万円/院卒590万円 | 内訳は公開情報からは確認できない | 公開値(本サイトが従来参照) |
| 学士625万1,147円/修士・博士645万1,147円 | 理論標準業績賞与を含む/固定残業50時間相当分を含む | 公式開示(新卒募集要項) |
同じ会社の新卒年収でも、賞与や固定残業の扱いによって表示額は変わります。他社と比較する際は、必ず算定基準を揃えてください。
中途入社の目安になる
新卒でこの水準ということは、実務経験を持つ中途入社者はこれを上回る提示が基本になると考えられます。オファー面談での交渉において、参照点として使える情報です。
なお、同社のキャリア採用の求人票では給与欄に具体的なレンジが示されておらず、中途採用の年収レンジは公式非開示です。以降で示す職位別の水準は、いずれも編集部が整理した目安である点にご留意ください。
報酬の構成 — 固定残業50時間相当分をどう読むか
KPMGコンサルティングの新卒年収を理解するうえで欠かせないのが、報酬の構成です。公式募集要項に明記された固定残業手当の存在は、額面の解釈を左右します。
固定残業は「毎月50時間残業する」という意味ではない
固定残業手当50時間相当分を含むという設計は、月50時間分までの時間外手当を年俸に前払いで組み込むという給与設計です。実際に何時間残業したかとは切り離された仕組みであり、「毎月50時間働く前提」という意味ではありません。
ただし、企業が固定残業時間を設定する際は、実態としてありうる残業水準を織り込むのが通常です。同社の残業時間について公式開示はありませんが、大手口コミサイトの公開集計値では月50時間程度とされており、固定残業の設定時間と近い水準にあります。両者は出所の異なる別々の数値ですが、参考としては整合的です。
固定残業時間は給与設計上の数値であり、実際の平均残業時間を示すものではありません。KPMGコンサルティングは平均残業時間を公式に開示していません。
標準労働時間は7時間(休憩1時間)
公式募集要項では、フレックスタイム制のもとで標準労働時間が7時間(休憩時間1時間)と記載されています。一般的な実働8時間の企業と比べると1時間短い設計で、これは監査法人系の法人でしばしば見られる勤務時間設定です。
所定労働時間が短いということは、時間外労働の計算上の起点が早く来ることを意味します。年収を時間単価に換算して他社と比べる場合は、この点も加味する必要があります。
| 項目 | 公式募集要項の記載 |
|---|---|
| 勤務時間制度 | フレックスタイム制 |
| フレキシブルタイム | 7:00〜22:00 |
| コアタイム | 11:00〜15:00 |
| 標準労働時間 | 7時間(休憩時間1時間) |
KPMGコンサルティングの公式新卒採用サイトの募集要項に基づきます。キャリア採用の各求人・各職位での運用は求人票により異なる場合があります。
退職金・企業年金という後払い部分
公式募集要項には、退職金制度(在籍2年以上)と公認会計士企業年金基金への加入が福利厚生として記載されています。年収の額面には現れませんが、長期在籍を前提にすると総報酬の一部を構成します。
コンサルティングファームには退職金制度を持たない企業も少なくありません。BIG4を横断で比較する際、この後払い部分の有無は見落とされがちな差分です。
BIG4内での年収比較
BIG4各社は年収水準を意図的に揃えており、極端な差は生じにくい構造です。互いに人材を奪い合う関係にあるため、水準が収斂します。
| ファーム | 平均年収の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| PwCコンサルティング | 約1,000万円 | Strategy&を内包・官公庁案件が厚い |
| デロイト トーマツ | 約950万円 | Monitor Deloitte・3社統合 |
| EYストラテジー・アンド・コンサルティング | 非開示(BIG4同水準) | EY-Parthenon・拡大局面 |
| KPMGコンサルティング | 非開示(新卒570万円〜) | リスク・ガバナンスに強み |
各社とも非上場のため公式開示値ではありません。転職支援会社や口コミサイトの集計値をもとにした目安です。
職位別の目安
BIG4各社は「マネージャー手前のシニアコンサルタントクラスで、評価が良ければ1,000万円を超える」という給与水準を設計しており、KPMGコンサルティングも同様と考えられます。
| 職位 | 年収水準の目安 | 主な役割 |
|---|---|---|
| アナリスト/コンサルタント | 570万〜900万円 | 調査・分析と担当タスクの遂行 |
| シニアコンサルタント | 900万〜1,200万円 | 担当領域のオーナーとしてチームを牽引 |
| マネジャー | 1,200万〜1,600万円 | プロジェクト管理とクライアント折衝 |
| シニアマネジャー/ディレクター | 1,600万円以上 | 複数案件の統括と提案活動 |
BIG4各社の公開集計値と同社の新卒年収をもとに編集部が整理した目安です。実際の提示額は評価と経験により変動します。
同じKPMGジャパンのKPMG FASとレンジは揃う
同じKPMGジャパンのメンバーファームであるKPMG FASについて、当サイトでは職位別の目安を600万〜900万円(ジュニアアソシエイト/アソシエイト)、900万〜1,200万円(シニアアソシエイト)、1,200万〜1,600万円(マネージャー)、1,600万〜2,000万円(シニアマネージャー)、2,000万円以上(ディレクター/パートナー)として整理しています。
KPMGコンサルティングの上表と並べると、職位名称は異なるものの、役割の階層ごとの水準はほぼ重なります。同一グループ内で人材が流動する関係にある以上、極端な断層が生じる設計は考えにくく、この重なりは自然です。
| 役割の階層 | KPMGコンサルティングの職位 | KPMG FASの職位 | 年収水準の目安 |
|---|---|---|---|
| 案件の一部を担う層 | アナリスト/コンサルタント | ジュニアアソシエイト/アソシエイト | 600万〜900万円 |
| ワークストリームを主導する層 | シニアコンサルタント | シニアアソシエイト | 900万〜1,200万円 |
| 案件全体を管理する層 | マネジャー | マネージャー | 1,200万〜1,600万円 |
| 複数案件を統括する層 | シニアマネジャー | シニアマネージャー | 1,600万〜2,000万円 |
| 案件を組成する層 | ディレクター/パートナー | ディレクター/パートナー | 2,000万円以上 |
職位名称は各社の公開求人票に現れるものを役割ベースで対応づけた整理であり、両社が公式に等級の対応を示しているわけではありません。年収水準は大手口コミサイトの公開集計値等をもとにした目安で、公式開示値ではありません。
KPMGジャパン10法人の中での位置づけ
KPMGジャパンは、監査・税務・アドバイザリーの3分野にわたる10のプロフェッショナルファームで構成されています(人員は約12,450名)。「KPMG」という同じブランドの下に別法人が並ぶため、年収を比べる前に、どの法人の話をしているのかを揃える必要があります。
| 法人 | 主な役割 | 公開されている新卒の給与 |
|---|---|---|
| KPMGコンサルティング(2014年設立) | 戦略策定、業務改革、AI/DX推進、リスクマネジメント | 標準年収額 学士625万1,147円/修士・博士645万1,147円(固定残業50時間相当分・理論標準業績賞与を含む) |
| KPMG FAS(2001年設立) | 経営戦略、M&A/PMI、事業再生、不正調査・危機対応 | 基本年俸600万円〜(固定残業50時間相当分を含む/業績賞与は年1回別途) |
| KPMGヘルスケアジャパン(2000年設立) | ヘルスケア領域の戦略・M&A・事業再生 | 公式非開示(経験・能力等を考慮のうえ応相談) |
| あずさ監査法人 | 監査・保証業務、リスクコンサルティング | 本ページの対象外 |
| KPMG税理士法人 | 税務アドバイザリー | 本ページの対象外 |
| KPMG Forensic & Risk Advisory(2025年4月事業開始) | 不正調査・予防、リスクアドバイザリー | 本ページの対象外 |
各法人の公式サイト・公式採用ページの記載をもとに編集部が整理したものです。10法人のうち、コンサルタント志望者が比較しやすい法人を抜粋しています。KPMG Forensic & Risk Advisoryは、あずさ監査法人とKPMG FASが50%ずつ出資する合弁会社です。
年収では差がつきにくい
新卒の公開値だけを並べると、KPMGコンサルティングの標準年収額625万1,147円がKPMG FASの基本年俸600万円〜を上回るように見えます。ただし前者には理論標準業績賞与が含まれ、後者は賞与を含まない基本年俸である点が異なります。両者はそのまま比較できません。
中途以降の水準はいずれも公式非開示です。同一グループのブランドで採用競争を行っている以上、片方だけが著しく低い水準を提示すれば人材が流出します。年収で法人を選ぶ意味は乏しく、扱うテーマで選ぶほうが実務的です。
コンサルティング側を選ぶ意味
KPMGコンサルティングは、平時の経営課題に継続的に関わる総合コンサルティング法人です。業務プロセス、テクノロジー、ガバナンス・リスクといったテーマを扱い、実行支援まで含む長期のプロジェクトが中心になります。
一方KPMG FASは、企業が会社や事業を買う・売る・立て直す・不正に対処するといった、取引と有事の局面に呼ばれるファームです。会計・財務・バリュエーションが中心的な専門性になります。
報酬という観点で言えば、コンサルティング側は業界や機能のテーマで専門性を積み上げるぶん、市場価値の伸び方が緩やかで持続的になりやすい構造です。FAS側はディールの実績が可視化されやすく、短期での評価が付きやすい構造といえます。どちらが有利という話ではなく、価値の付き方の違いです。
専門領域が報酬に与える影響
同社の強みはリスクマネジメント、コンプライアンス、サイバーセキュリティといった守りの領域にあります。この専門性は、キャリアの市場価値という観点で意味を持ちます。
希少性の高い専門領域
サイバーセキュリティや規制対応の専門人材は市場で不足しており、需要が高い領域です。この領域の実務経験を積むことは、社内での評価だけでなく、その後のキャリアにおける選択肢の広がりにもつながります。
戦略やDXといった花形領域と比べると地味に見えるかもしれませんが、専門性の希少性という観点では有利な選択とも言えます。
組織規模と裁量
同社はBIG4の中では組織規模が小さく、そのぶん役割が細分化されすぎず、若手から上流工程やクライアント折衝に関与しやすい環境とされています。
経験の幅が早く広がることは、昇進スピードにも影響し得ます。BIG4の看板を持ちながら大きな裁量を得られる点は、報酬以外の価値として評価されています。
人員構成から読む昇給の見通し
同社の採用サイトには、組織の規模と構成に関する数値が掲載されています。年収そのものの開示ではありませんが、昇給・昇格の見通しを考えるうえで手がかりになります。
| 項目 | 公式採用サイトの記載 |
|---|---|
| 設立 | 2014年7月1日 |
| 資本金 | 1億円 |
| 従業員数 | 2,447名(2026年7月1日現在) |
| 内訳 | 新卒採用者537名/キャリア採用者1,910名 |
| 平均年齢 | 37.0歳 |
| KPMGジャパン全体の人員 | 約12,450名(メンバーファーム10社) |
KPMGコンサルティングの公式採用サイトに掲載された数値です(2026年8月時点の掲載内容)。年収に関する数値ではありません。
キャリア採用者が全体の約78%
従業員2,447名のうち、キャリア採用者が1,910名、新卒採用者が537名という構成です。キャリア採用者が約78%を占めており、中途入社が主流の組織であることがわかります。
中途中心の組織では、入社時の職位が処遇の起点になります。プロパー社員との年次による序列がつきにくいぶん、オファー時点でどの職位を提示されるかが、その後の年収カーブを大きく左右します。
平均年齢37.0歳という数字の読み方
平均年齢37.0歳は、コンサルティング業界としては中間的な水準です。若手層に偏っているわけでも、シニア層が滞留しているわけでもない構成と読めます。
設立が2014年7月1日と新しく、2026年時点で創業12年です。組織としての歴史が浅いため、上位職位の椅子が既存社員で埋め尽くされている状態にはなりにくく、昇格機会という点では相対的に開かれた構造にあると考えられます。ただし昇格年次の標準モデルは公表されていません。
数値の出所と確度
コンサルティングファームの年収情報は、出所によって確度が大きく異なります。本ページで扱った数値を、出所の区分ごとに整理します。
| 数値 | 出所の区分 | 確度に関する注意 |
|---|---|---|
| 標準年収額 学士625万1,147円/修士・博士645万1,147円 | 公式開示(新卒募集要項) | 理論標準業績賞与を含む理論値。募集年度ごとに更新されるため、応募時点の掲載内容を確認すること |
| 固定残業手当 1ヵ月あたり50時間相当分 | 公式開示(新卒募集要項) | 給与設計上の数値であり、実際の残業時間ではない |
| 標準労働時間7時間・フレックスタイム制 | 公式開示(新卒募集要項) | 職位・求人により運用が異なる場合がある |
| 学部卒570万円/院卒590万円 | 公開値 | 賞与・固定残業の内訳は公開情報からは確認できない |
| 中途採用の年収レンジ | 公式非開示 | 求人票の給与欄はレンジを示していない |
| 職位別の年収水準の目安 | 公開集計値をもとにした編集部の整理 | 投稿者属性の偏りがあり、公式開示値ではない |
| BIG4各社の平均年収(PwC約1,000万円・デロイト約950万円等) | 公開集計値 | 各社とも非上場で公式開示はなく、算出基準も揃っていない |
| 日本の給与所得者の平均年収545万円 | 公的統計(国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」) | 全産業・全年齢の平均であり、業界比較には向かない |
本サイトでは、公式開示・公開集計値・公式非開示を区別して表示しています。転職の意思決定にあたっては、公式開示以外の数値は幅を持って参照してください。
よくある質問
- Q. KPMGコンサルティングの新卒年収はいくらですか?
- A. 新卒1年目の年収は学部卒で570万円、院卒で590万円という水準が公開されています。加えて公式の新卒採用サイトの募集要項には、標準年収額として学士6,251,147円、修士・博士6,451,147円と記載されています。後者は理論標準業績賞与を含み、かつ1ヵ月あたり50時間相当分の固定残業手当を含む金額で、算定基準が異なります。いずれにせよ、日本の給与所得者全体の平均年収(545万円/国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」)を1年目から上回る水準です。
- Q. 中途入社の年収はどのくらいですか?
- A. 公式開示はありませんが、BIG4各社は年収水準を揃えており、シニアコンサルタントクラスで評価が良ければ1,000万円を超える設計とされています。新卒で570万円という水準を踏まえると、実務経験を持つ中途入社者はこれを上回る提示が基本と考えられます。
- Q. BIG4の中で年収は低いですか?
- A. BIG4各社は互いに人材を奪い合う関係にあるため年収水準が収斂しており、極端な差は生じません。むしろ新卒年収は570万円と高めの設定です。年収以外の要素——案件構成、専門領域、組織規模——で比較することが実務的です。
- Q. 専門領域は年収に影響しますか?
- A. 同社が強みとするサイバーセキュリティや規制対応の専門人材は市場で不足しており需要が高い領域です。この専門性は社内評価だけでなく、その後のキャリアにおける市場価値にもつながります。
- Q. 組織規模が小さいことは不利ですか?
- A. 報酬面ではBIG4で水準が揃えられているため不利にはなりません。むしろ役割が細分化されすぎず、若手から上流工程やクライアント折衝に関与しやすい環境とされており、経験の幅が早く広がる点はメリットと評価されています。従業員数は2,447名(2026年7月1日現在)で、うちキャリア採用者が1,910名を占めます。
- Q. 固定残業50時間相当分が含まれるとはどういう意味ですか?
- A. 月50時間分までの時間外手当を年俸に前払いで組み込む給与設計です。実際に何時間残業したかとは切り離された仕組みで、50時間を超えた分は別途支給されます。「毎月50時間残業する」という意味ではありませんが、企業が固定残業時間を設定する際は実態としてありうる残業水準を織り込むのが通常です。なお同社は平均残業時間を公式に開示していません。
- Q. KPMG FASとKPMGコンサルティング、年収が高いのはどちらですか?
- A. 新卒の公開値では、KPMGコンサルティングの標準年収額625万1,147円(学士)がKPMG FASの基本年俸600万円〜を上回るように見えます。ただし前者は理論標準業績賞与を含む金額、後者は賞与を含まない基本年俸であり、そのまま比較できません。中途以降はいずれも公式非開示で、同一グループ内で人材が流動する以上、大きな断層があるとは考えにくい構造です。年収ではなく扱うテーマで選ぶことをおすすめします。
- Q. 退職金や企業年金はありますか?
- A. 公式の新卒募集要項には、退職金制度(在籍2年以上)と公認会計士企業年金基金が福利厚生として記載されています。カフェテリアプランやマッサージルーム、産前産後休暇・育児休業・短時間勤務制度・ベビーシッター補助といったワークライフバランス支援制度も明記されています。
SUPERVISED BY — 監修者
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監修者
辰本 明日加Asuka Tatsumoto
STRAND PARTNERS 代表取締役
慶應義塾大学卒業後、アクセンチュア戦略部門、リクルートを経てSTRAND PARTNERSを創業。コンサルファーム・PEファンド・大手事業会社への転職支援を手がける。

監修者
高辻 渚Nagisa Takatsuji
STRAND PARTNERS
米国ビジネススクール卒業後、PwCニューヨークオフィス、アクセンチュア戦略部門を経て参画。グローバル視点でのコンサル・外資系企業への転職支援を担当。
本記事はストランドパートナーズ株式会社のコンサルティング業界担当コンサルタントが内容を確認しています。
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主な参照元
本ページは各社の公開情報をもとにコンサルペディア運営事務局が独自に編集したものであり、掲載企業による監修・提供を受けたものではありません。年収・残業時間・選考に関する情報は公開求人情報や口コミサイトの集計値をもとにした目安であり、実際の条件を保証するものではありません。内容の訂正が必要な場合はお問い合わせください。