戦略系転職・選考対策

Strategy&への転職|応募窓口・選考プロセスとPwCコンサルティングとの関係

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Strategy&の中途採用は、法人としてはPwCコンサルティング合同会社の採用として行われます。ただし窓口はPwCコンサルティングの一般的なキャリア採用とは別に、Strategy&中途採用として独立して設けられています。本ページでは、この構造と公式に示されている選考プロセスを整理します。

この記事のポイント

  • ✓募集主体はPwCコンサルティング合同会社。ただしStrategy&専用の中途採用窓口が用意されている
  • ✓選考は応募 → 書類選考 → 筆記試験または個人面接 → 面接という流れで、選考結果は10日以内に連絡と明記
  • ✓応募資格は国内外の大学・大学院卒かつ一定の実務経験。直近2年以内に同社の中途選考を受けた人は対象外
  • ✓中途入社は経験・能力に応じた職位で入社し、新卒入社とキャリアパスは変わらないと明記されている
  • ✓勤務地は東京。PwCコンサルティング全体は名古屋・大阪・福岡にも拠点があるが、Strategy&の求人は東京勤務

応募窓口の構造 — どこに応募することになるのか

Strategy&への転職を検討する際、最初に混乱しやすいのが応募窓口です。日本におけるStrategy&は単独の法人ではなく、PwCコンサルティング合同会社のストラテジーコンサルティング内のチームです。実際、同社の求人票にも募集主体として「PwCコンサルティング合同会社 ストラテジーコンサルティング(Strategy&)」と記載されています。

一方で、採用の窓口自体はStrategy&中途採用として独立して設けられており、専用の求人ページと専用の問い合わせ先が用意されています。つまり「法人はPwCコンサルティング、選考導線はStrategy&」という二層構造です。

3つの採用区分

MBA採用については、欧米のビジネススクール在学者向けに9〜11月頃、主要都市で会社紹介イベントを開催し個別面談を実施すると公表されています。国内で転職活動をする多くの方に該当するのは中途採用の枠です。

区分対象入社職位の考え方
新卒採用大学・大学院の新卒(大学院生を含む)アソシエイトとしてキャリアをスタート
中途採用一定の実務経験を積んだ方(第二新卒を含む)・通年実施各人の経験や能力に応じたレベル
MBA採用主に海外ビジネススクールでMBA取得見込みの方シニアアソシエイトとして入社

Strategy& Japanの採用ページの記載にもとづく整理です。新卒採用のインターンシップ等の日程は年度により変わります。

PwCコンサルティングの他部門との違い

PwCコンサルティングにはStrategy&のほかに、X-Value & Strategy、Future Design Labという戦略チームがあり、さらにエンタープライズトランスフォーメーション、ビジネストランスフォーメーション、テクノロジー&デジタル、トラストといった各コンサルティング部門があります。

同じ法人でも応募する部門によって選考担当も求められる経験も異なります。戦略コンサルティングを志望する場合でも、Strategy&なのか他の戦略チームなのかで案件の性質が変わるため、応募前に整理しておくことをおすすめします。

選考プロセス

同社の中途採用ページでは、選考プロセスが簡潔に示されています。公表されている流れは次のとおりです。

1応募(エントリーフォーム)

Strategy&中途採用の専用ページから登録フォームで応募します。求人票には、選考の結果に関わらず10日以内に連絡がある旨が明記されています。

2書類選考

応募受付後、書類選考が行われます。職務経歴書では、戦略立案・事業開発・分析といった実務経験を、担った役割と成果まで具体的に記載することが重要です。

3筆記試験または個人面接

書類選考に合格した方へ、その後の選考プロセス(筆記試験または個人面接)について連絡が入ると公表されています。応募者の経歴により運用が分かれる可能性があります。

4面接(複数回)

戦略ファームの中途選考では複数回の面接が一般的で、ケース面接が課されるのが通例です。上位職位に進むほど、案件開拓や組織運営に関する質問の比重が高まります。

再応募には制限がある

同社の中途採用ページと求人票のいずれにも、直近2年以内にStrategy&の中途採用選考を受検した方は応募対象から除く旨が明記されています。

これは実務上、無視できない制約です。準備が整わないまま応募して不通過となると、次に応募できるのは2年後になります。ケース対策と経歴の棚卸しを済ませてから応募することをおすすめします。

応募資格と求められる能力

公表されている応募資格は「国内または海外の大学・大学院を卒業され、一定の実務経験を積まれた方」です。第二新卒も対象に含まれると明記されており、通年で積極的に採用が行われています。

公表項目内容
応募資格国内または海外の大学・大学院卒業+一定の実務経験(第二新卒を含む)
除外条件直近2年以内にStrategy&中途採用選考を受検した方
主な業務内容企業等向けの戦略策定・実行支援、およびそのための調査・分析・考察・示唆出し
求める能力課題解決力/ロジカル・シンキング、分析力/高度なコミュニケーション能力(日本語必須)/チームワーク/リーダーシップ
勤務地東京

Strategy&中途採用の公開求人票および採用ページの記載にもとづきます。募集内容は変更される可能性があります。

英語は選考時に必須ではないと明記

求める能力として日本語での高度なコミュニケーション能力は必須と示されている一方、英語については「多くの場合、選考時には英語能力を要求はしません」と同社の採用ページに明記されています。

ただし入社後は、海外オフィスとのメール、外資系クライアント案件でのレポート作成やミーティングなど、英語を使う場面があるとされています。同社には語学研修費用の補助制度があり、入社後に伸ばす前提の設計です。

評価されやすいバックグラウンド

同社は多様性を求める人材像の柱の一つに掲げており、特定の業界出身者に限定した採用を行っているわけではありません。実際に公開されているコンサルタントのキャリア例には、事業会社からの転職者や他の戦略ファーム出身者が含まれます。

PwCネットワークとの連携案件が多い構造上、M&Aやファイナンスの素養、あるいは特定インダストリーの深い知見は評価につながりやすいと考えられます。

ケース面接への備え

戦略ファームの選考では、ケース面接が中心的な評価手段になります。Strategy&の選考についても、ケース面接が課されるのが一般的です。

対策の要点

  • •フェルミ推定と、売上向上・コスト削減・新規参入といった典型ケースの型を押さえる
  • •答えの正しさより、論点の構造化と思考プロセスの明快さを示す
  • •面接官との対話の中で仮説を修正できる柔軟性を見せる
  • •同社が掲げる実行志向を踏まえ、提言が実際に回るかという観点まで言及する
  • •自身の専門インダストリーに関するケースを想定して練習する

他ファームとの選考の違い

ケース面接の基礎(論点の構造化、定量分析、示唆の抽出)は各社共通です。まず基礎を固め、そのうえで各社の特徴に応じた上乗せをするのが現実的な進め方です。

ファーム選考上の特徴
Strategy&書類選考後に筆記試験または個人面接。ケース面接が一般的。再応募は2年間制限
マッキンゼーPEI(Personal Experience Interview)が各面接の冒頭を占める独自構成
BCG面接官との対話の中で仮説をデータで更新していくディスカッション型ケース
ベインWritten Caseなど、実行への落とし込みを問う形式が用いられる
PwCコンサルティング書類選考・Webテスト・ケース面接を含む3回の面接・リファレンスチェック

各社の公開情報および一般に知られる選考の傾向をもとにした整理です。選考内容は変更される可能性があります。

「なぜStrategy&か」の答え方

選考では、MBBでもなくPwCコンサルティングの他部門でもなくStrategy&を志望する理由が問われます。同社固有の特徴と自身のキャリア志向を結びつけることが必要です。

説得力を持ちやすい軸

  • •1914年創業のブーズを前身とする100年超の戦略コンサルティングの方法論を学びたい
  • •戦略提言で終わらず、PwCの各部門と連携して実行フェーズまで見届けたい
  • •M&A・事業再編など、ディール関連の戦略に一貫して関わりたい
  • •特定インダストリーの知見を、戦略とPwCネットワークの総合力の両面から深めたい

避けたほうがよい軸

報酬を主な志望理由にするのは避けたほうが無難です。日本ではPwCコンサルティング合同会社の制度が適用されるため、報酬を軸にすると「それならPwCコンサルティングの他部門でもよいのでは」という問いに答えられなくなります。

同様に「戦略ファームだから」という一般論も弱くなります。同社が掲げる実行志向(Sleeves rolled up、We make strategy real.)と、自身が過去に成果まで見届けた経験を接続させると、説明に厚みが出ます。

転職難易度と準備の順序

直近2年以内にStrategy&の中途選考を受検した方は応募対象外と明記されています。準備を整えてから応募してください。

難易度の位置づけ

Strategy&は戦略特化のチームであり、日本国内の採用人数はPwCコンサルティングの他部門と比べて限られます。ストラテジーコンサルティング全体でも400人超という規模であり、その中の一チームという前提です。母集団の規模から見て、選考のハードルはBIG4の一般的なコンサルタント採用より高いと考えるのが妥当です。

一方で、中途採用は通年で積極的に行われていると公表されており、タイミングを問わず応募できる点は準備を進めやすい要素です。

準備の順序

再応募に2年間の制限がある以上、準備の順序が結果を左右します。まず職務経歴の棚卸しとケース面接の基礎固めを済ませ、そのうえで応募するのが合理的です。

また、同社は戦略コンサルティング業界に関心はあるが応募までは踏み切れないという層に向けて、各種セミナーを随時開催していると公表しています。応募前に情報を得る手段として活用できます。

よくある質問

Q. Strategy&に応募すると、どの会社の選考を受けることになりますか?
A. 法人としてはPwCコンサルティング合同会社の選考です。求人票にも募集主体として「PwCコンサルティング合同会社 ストラテジーコンサルティング(Strategy&)」と記載されています。ただし採用窓口はStrategy&中途採用として独立して設けられており、専用の求人ページと問い合わせ先が用意されています。
Q. 選考プロセスを教えてください。
A. 公表されている流れは、応募受付後に書類選考、合格者にその後の選考プロセス(筆記試験または個人面接)について連絡、というものです。戦略ファームの中途選考では複数回の面接が一般的で、ケース面接が課されるのが通例です。求人票には、選考結果に関わらず10日以内に連絡がある旨が明記されています。
Q. 応募資格はありますか?
A. 国内または海外の大学・大学院を卒業し、一定の実務経験を積んだ方が対象で、第二新卒も含まれます。重要な注意点として、直近2年以内にStrategy&の中途採用選考を受検した方は応募対象から除かれると明記されています。準備を整えてから応募することをおすすめします。
Q. 英語力は必須ですか?
A. 同社の採用ページには、多くの場合、選考時には英語能力を要求しないと明記されています。求める能力として必須とされているのは日本語での高度なコミュニケーション能力です。ただし入社後は海外オフィスとのやり取りや外資系クライアント案件で英語を使う場面があり、語学研修費用の補助制度が用意されています。
Q. 中途入社だと不利になりますか?
A. 同社は公開情報で、中途入社の方は各人の経験や能力に応じたレベルで入社することになり、中途入社と新卒入社でキャリアパスが異なることはないと明記しています。昇進の目安もアソシエイト・シニアアソシエイトが平均2〜3年、マネージャー・ディレクターが平均3〜5年と示されています。
Q. 勤務地はどこになりますか?
A. Strategy&の中途採用求人では勤務地は東京と示されています。PwCコンサルティング合同会社自体は東京・名古屋・大阪・福岡に拠点がありますが、Strategy&の採用は東京オフィスが中心です。

SUPERVISED BY — 監修者

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辰本 明日加

監修者

辰本 明日加Asuka Tatsumoto

STRAND PARTNERS 代表取締役

慶應義塾大学卒業後、アクセンチュア戦略部門、リクルートを経てSTRAND PARTNERSを創業。コンサルファーム・PEファンド・大手事業会社への転職支援を手がける。

高辻 渚

監修者

高辻 渚Nagisa Takatsuji

STRAND PARTNERS

米国ビジネススクール卒業後、PwCニューヨークオフィス、アクセンチュア戦略部門を経て参画。グローバル視点でのコンサル・外資系企業への転職支援を担当。

本記事はストランドパートナーズ株式会社のコンサルティング業界担当コンサルタントが内容を確認しています。

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