LASINVA(ラシンバ)への転職 — 募集職種・必須要件と選考で見られる力
最終更新:
株式会社LASINVAは2021年10月設立、従業員158名(2026年8月1日時点、業務委託除く)の成長フェーズにあるコンサルティングファームです。採用は公式採用サイトからの応募が中心で、募集職種は限定的ながら、コンサルティングファーム出身者だけでなくIT・開発側の経歴や事業会社の営業経験も受け入れる設計になっています。本ページでは公開求人票から確認できる要件を整理し、「現場ドリブン」というアプローチを踏まえて選考で問われやすい観点を解説します。
この記事のポイント
- ✓2026年8月時点の公開募集はコンサルタント、ビジネスディレクター、採用担当の3職種
- ✓コンサルタント職の必須要件はIT企業でのPM・システム開発経験/コンサルティング経験/事業会社でのBtoB顧客折衝経験のいずれか
- ✓募集職位はアソシエイト〜マネージャーと幅広く、コンサル未経験からの応募ルートも用意されている
- ✓選考フロー・回数は公式に公表されていないため、応募時に確認するのが確実
- ✓案件マッチング事業XIENZを自社で運営しており、正社員採用とフリーコンサルタントの活用が並存する組織構造になっている
公開されている募集職種
LASINVAの中途採用は、公式採用サイト(recruit.lasinva.com)に掲載された募集要項から応募する形式です。2026年8月時点で公開されているのは以下の3職種で、大手ファームのように領域別・インダストリー別に細分化された募集にはなっていません。組織規模が158名であることを踏まえると、職種を絞って幅広い経歴を受け入れる設計と読めます。
職種一覧(2026年8月時点)
注目したいのは、採用担当職を独立したポジションとして継続的に募集している点です。設立5年で158名規模まで拡大した同社にとって、採用そのものが事業成長の律速要因になっていることがうかがえます。応募者の立場では、組織が急速に人を増やしている局面であるという前提を持って臨むのが妥当です。
| 職種 | 位置づけ |
|---|---|
| コンサルタント | 戦略からITまで「現場ドリブン」で伴走支援するプロフェッショナル職。ビジネス・DXコンサルタントとしてアソシエイト〜マネージャーを対象に募集 |
| ビジネスディレクター | 経営直下で事業拡大を担うセールスプロフェッショナル職 |
| 採用担当 | 採用戦略・採用ブランディング・選考運営・イベント企画までを全方位的に担う職種 |
公式採用サイトの掲載内容に基づきます。募集職種は時期によって変動します。
コンサルタント職の要件を読み解く
中核となるビジネス・DXコンサルタント職の必須要件は、次の3つのいずれかを満たすことです。IT企業におけるプロジェクトマネジメント経験またはシステム開発経験、コンサルティングファームにおけるコンサルティング経験、事業会社におけるBtoB顧客折衝経験。歓迎要件は明示されていません。
この3本立ての要件設定は、同社の受け入れ方針をよく表しています。コンサルティング経験は「あれば通る条件」の一つに過ぎず、SIerや事業会社のIT部門でプロジェクトを回してきた人、あるいは法人営業として顧客折衝を重ねてきた人にも門戸が開かれています。戦略ファームのように地頭やケース面接の突破力だけで選抜する構造ではなく、実務でプロジェクトを前に進めた経験の有無が入口になっていると読めます。
業務内容としては、戦略などの最上流から業務改革・IT推進までを一気通貫で牽引し、経営層や事業部長と向き合うことが挙げられています。プロジェクト事例は戦略、Biz・IT上流、IT・PMOなど複数領域にまたがり、将来的には採用・育成や新規事業にも携わる想定と記載されています。単一領域の専門職としてではなく、案件と組織の両方に関与する働き方が前提になっている点は、大手ファームとの大きな違いです。
経歴別・アピールの軸
| バックグラウンド | 評価されやすい経験 | 補強したい点 |
|---|---|---|
| コンサルティングファーム出身 | 上流の構想策定、クライアント折衝、プロジェクト管理の型 | 提言で終わらせず実行・定着まで関与した事例を具体化する |
| SIer・IT企業出身 | PM経験、システム開発の実装知識、ベンダーコントロール | 業務要件や経営課題の言語化、上流工程での関与実績 |
| 事業会社(DX・業務改革) | 現場の巻き込み、社内調整、業務プロセス知見 | 外部の立場で複数クライアントに再現する力 |
| 事業会社(BtoB営業) | 顧客折衝力、課題ヒアリング、関係構築 | 構造化・資料化など基礎的なコンサルスキル |
公開求人票の必須要件と業務内容の記載をもとに、経歴別の整理を行ったものです。同社が公表している選考基準ではありません。
「現場ドリブン」が選考基準に与える影響
同社はビジョンとして「『現場ドリブン』での企業・社会の変革」を掲げ、ミッションに「誰もが自らの『ワクワク』に挑戦できる社会に(Accelerate challenges for all people and companies)」を置いています。バリューは4つで、Go Beyond Expectation(圧倒的スピードと実行力で相手の期待値を超えていく)、Take Ownership(強いオーナーシップを持ち、やり切る)、Mutual Trust and Respect(互いを尊重して高めあう、助け合う)、Keep the Passion Alive(ワクワクする夢を持ち、挑戦し続ける)です。
この理念体系は、選考でのエピソード選びに直接影響します。分析の精緻さや資料の完成度よりも、担当範囲を自ら広げて物事を動かした経験、現場の抵抗を受けながら定着まで持ち込んだ経験のほうが、同社のバリューと接続しやすいためです。特に「やり切った」と言える案件が語れるかどうかは、職務経歴書の段階から意識しておく価値があります。
また、コンサルティングと並行してIT開発支援まで手がける事業構成のため、上流の構想と実装の距離が近い環境です。要件定義から先を他社に渡すのではなく、自ら手を動かして推進できるかという観点は、面接でも問われやすいと考えられます。
- •「提案した」より「実行して数字・業務がどう変わったか」まで語れるか
- •自分の職務範囲を越えて動いた具体例があるか
- •IT・開発の言語が通じるか(技術者と会話できるレベルの理解)
- •少人数組織で自走できるか、整っていない環境を許容できるか
案件マッチング事業XIENZという特徴
LASINVAの事業内容は、経営/ITコンサルティング事業、ソフトウェアプロダクト及び関連ソフトウェアの研究開発・流通事業、フリーコンサルタント向けの案件マッチング事業の3本柱です。このうち3つ目にあたるのが、同社が運営する案件マッチングのプラットフォーム「XIENZ」です。
コンサルティングファームが自社でフリーコンサルタント向けのマッチング事業を持つ構成は珍しく、転職検討者にとっては次の2つの意味を持ちます。第一に、正社員コンサルタントと外部のフリーコンサルタントを組み合わせてデリバリー体制を組める点。人員の変動幅を持たせられるため、案件量の増減に対して柔軟に対応できる構造です。第二に、コンサルティング事業だけに依存しない収益構造を志向している点で、これは新興ファームの事業リスク分散として理解できます。
一方で、正社員として入社した場合に自身がどちらの事業に関与するのか、プロジェクトチームの正社員比率がどの程度かといった運用面は公開されていません。チーム構成は働き方や育成環境に直結するため、面接で確認しておきたい論点です。
XIENZは同社が自社で運営する案件マッチング事業です。本ページでは事業構造の説明として言及していますが、転職検討者向けのサービス紹介を目的としたものではありません。
選考プロセスと応募時の確認事項
同社の選考フロー(面接回数、ケース面接や筆記試験の有無、内定までの所要期間)は公式に公表されていません。公開求人票にも選考フローの記載がないため、応募後の案内で確認する形になります。一般に150名規模のファームでは面接回数は2〜3回程度に収まることが多いものの、同社について確認できる情報はないため、断定は避けるべきです。
1公式採用サイトから募集要項を確認する
募集職種は3職種と限定的です。自分の経歴がコンサルタント職とビジネスディレクター職のどちらに適合するかを、業務内容の記載から見極めます。
2必須要件との接続を職務経歴書で明示する
3つの必須要件のうちどれに該当するかを冒頭で明確にし、該当する経験を具体的な案件単位で記述します。
3実行・定着まで担った事例を準備する
「現場ドリブン」を掲げる同社では、構想段階の関与だけでなく、現場に入って変革を定着させた経験が評価軸になりやすいと考えられます。
4選考フローと配属想定を確認する
面接回数や選考期間は非公表です。あわせて、入社後に想定される案件領域・職位・チーム構成を質問しておくとミスマッチを防げます。
5成長フェーズ特有の論点を確認する
評価制度の運用実績、研修・OJTの体制、東京・大阪どちらの拠点所属になるかなど、整備途上になりやすい領域を具体的に聞きます。
向いている人・慎重に検討したい人
向いていると考えられる人
- •戦略提言よりも、現場に入って変革を動かすことに手応えを感じる人
- •コンサルティングとIT開発の双方に関わりたい人
- •整った制度よりも、役割を自分で広げられる環境を優先する人
- •東京(六本木)または大阪の関西拠点で腰を据えて働きたい人
- •案件デリバリーに加えて採用・育成や新規事業にも関与したい人
慎重に検討したい人
設立5年目・158名規模のファームであるため、大手のような制度の厚みや過去実績の蓄積を期待すると齟齬が生じます。逆に、組織が形になっていく過程に関与できる点を価値と捉えられるかどうかが、適性を分ける最大の分岐点です。
- •体系化された研修プログラムやキャリアラダーを重視する人
- •年収レンジや評価制度が明文化されていることを前提に転職判断したい人
- •特定インダストリーの専門性を深く掘り下げたい人(募集は職種横断型)
- •ブランド名を軸にした次のキャリア移動を強く意識している人
よくある質問
- Q. LASINVAはコンサル未経験でも応募できますか?
- A. コンサルタント職の必須要件は、IT企業におけるプロジェクトマネジメント経験またはシステム開発経験、コンサルティングファームでのコンサルティング経験、事業会社におけるBtoB顧客折衝経験のいずれかとされています。コンサルティング経験は3つの選択肢の一つであり、IT・開発側や事業会社の営業経験からの応募も可能な設計です。
- Q. どのような職種を募集していますか?
- A. 2026年8月時点の公開募集は、コンサルタント、ビジネスディレクター(経営直下で事業拡大を担うセールス職)、採用担当の3職種です。大手ファームのような領域別・インダストリー別の細分化された募集にはなっていません。
- Q. 選考フローは何回ありますか?
- A. 面接回数や選考期間、ケース面接・筆記試験の有無は公式に公表されていません。公開求人票にも選考フローの記載がないため、応募後の案内で確認する必要があります。
- Q. どの職位で採用されますか?
- A. ビジネス・DXコンサルタント職はアソシエイトからマネージャーまでを対象に募集しています。どの職位での採用になるかは経歴に応じて個別に決まるため、選考の中で確認してください。
- Q. XIENZとは何ですか?転職とどう関係しますか?
- A. XIENZはLASINVAが運営するフリーコンサルタント向けの案件マッチング事業です。同社の3事業のうちの一つで、正社員コンサルタントと外部人材を組み合わせたデリバリー体制を可能にしています。正社員として入社する場合、プロジェクトチームの構成に影響しうるため、チームの正社員比率などを面接で確認しておくと実態を把握しやすくなります。
- Q. 大阪の関西拠点でも採用していますか?
- A. 同社は東京・六本木の本社に加えて、大阪市北区に関西拠点を構えています。ただし公開求人票の勤務地は「本社もしくはクライアント先」と記載されており、関西拠点での募集枠については公開情報がありません。関西勤務を希望する場合は応募時に確認することをおすすめします。
SUPERVISED BY — 監修者
監修者一覧 ›
監修者
辰本 明日加Asuka Tatsumoto
STRAND PARTNERS 代表取締役
慶應義塾大学卒業後、アクセンチュア戦略部門、リクルートを経てSTRAND PARTNERSを創業。コンサルファーム・PEファンド・大手事業会社への転職支援を手がける。

監修者
高辻 渚Nagisa Takatsuji
STRAND PARTNERS
米国ビジネススクール卒業後、PwCニューヨークオフィス、アクセンチュア戦略部門を経て参画。グローバル視点でのコンサル・外資系企業への転職支援を担当。
本記事はストランドパートナーズ株式会社のコンサルティング業界担当コンサルタントが内容を確認しています。
LASINVA(ラシンバ)に関するその他の記事
関連する業界ガイド
- 未経験からのコンサル転職|59社の採用データで見る「どの未経験が、どのファームに入っているのか」 ›
「コンサルは未経験でも転職できるか」という問いは、そのままでは答えが出ません。コンサルティング業界には、コンサル未経験者が入社者の7割を占めることを自ら公表し…
- コンサルのケース面接対策|59社の公式選考情報から見る「どこで何が課されるのか」 ›
ケース面接対策の情報は数多くありますが、そのほとんどはフェルミ推定の解き方や3C・4Pといった型の解説に紙幅を割いており、「自分が受けるファームで、そもそもケ…
主な参照元
本ページは各社の公開情報をもとにコンサルペディア運営事務局が独自に編集したものであり、掲載企業による監修・提供を受けたものではありません。年収・残業時間・選考に関する情報は公開求人情報や口コミサイトの集計値をもとにした目安であり、実際の条件を保証するものではありません。内容の訂正が必要な場合はお問い合わせください。