エル・ティー・エス(LTS)の働き方|残業時間・有休取得率・勤務制度を公式データで見る
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LTSは公式採用サイト「データで見るLTS」で、平均残業時間・有休取得率・退職率・産休育休取得率を年次実績として公表しています。2025年実績は月平均残業18.5時間、有休取得率67.9%、退職率(フロント)9.6%。加えて東証プライム上場企業として、女性管理職比率や男女の賃金の差異が有価証券報告書に開示されています。本ページでは、これら公式の数値と制度設計を突き合わせて、LTSの働き方を具体的に把握します。
この記事のポイント
- ✓平均残業時間は月18.5時間、有休取得率67.9%、退職率(フロント)9.6%(いずれも2025年実績・公式採用サイト「データで見るLTS」)
- ✓産休育休取得率は男性69.2%・女性100%(2025年実績)。男性育休取得率69.2%は有価証券報告書の開示値とも一致する
- ✓勤務制度はコアタイムなしのフレックスタイム制(フレキシブルタイム6:00〜21:00で8時間)または専門業務型裁量労働制。職位・職種により適用が異なる
- ✓一部業務を除きテレワークを導入。副業・兼業も会社が設定した条件内で可能
- ✓年間休日は完全週休2日制・祝日・年末年始・夏季休暇・創業記念日を含め120日以上。有給休暇は年間最大20日付与され、未消化分は「特別積立休暇」として時効後さらに1年間積立可能
- ✓有価証券報告書の開示値は女性管理職比率13.7%、男女の賃金の差異が全労働者65.0%・正規雇用労働者67.4%(2025年12月31日現在・提出会社)
公式が公表している働き方の数値(2025年実績)
LTSの公式採用サイトには「データで見るLTS」というページがあり、社員数や職種構成比とあわせて、働き方に関する指標が年次実績として掲載されています。数値の対象期間は2025年実績と明記されています。
コンサルティングファームでは残業時間や有休取得率を公表しない会社も多く、口コミの体感値に頼らざるを得ないことがあります。LTSの場合は会社が示した数値を出発点にできるため、比較の土台が作りやすい点が特徴です。
2025年実績:平均残業18.5時間/月、有休取得率67.9%、退職率(フロント)9.6%、産休育休取得率 男性69.2%・女性100%(公式採用サイト「データで見るLTS」)
| 指標 | 2025年実績 |
|---|---|
| 平均残業時間 | 18.5時間/月 |
| 有休取得率 | 67.9% |
| 退職率(フロント) | 9.6% |
| 産休育休の取得率 | 男性69.2%/女性100% |
| 平均年齢 | 34.5歳 |
| 社員数 | 1,063名 |
| 男女比 | 男性61%/女性39% |
| 中途採用比率 | 66%(2023年44%、2024年44%) |
公式採用サイト「データで見るLTS」(2026年9月13日確認)。同ページには「上記データは2025年実績」と注記されています。退職率は「フロント」と括弧書きで限定されており、全社員を対象とした数値ではありません。社員数1,063名・平均年齢34.5歳は採用サイトの集計値で、有価証券報告書の連結従業員数1,003名・提出会社の平均年齢34.8歳(いずれも2025年12月31日現在)とは集計時点と対象範囲が異なります。
「月18.5時間」をどう読むか
月18.5時間は、1か月あたりの営業日を20日とすると1日あたり約1時間弱にあたります。コンサルティング業界の一般的なイメージと比べれば抑制的な水準といえますが、平均値である以上、プロジェクトのフェーズや担当によって振れ幅があることは前提として押さえておく必要があります。
有価証券報告書のサステナビリティ記載でも、同社は自らの事業特性を「労働集約型のビジネスモデルであり、過重労働・ストレス過多に陥りやすい事業上の特性」と明記したうえで、健康経営の取り組みを進めていると説明しています。会社側が業界特性としてのリスクを認識し、対策として位置づけている構図です。
退職率は「フロント」限定の数値
退職率9.6%は「フロント」と括弧書きで対象が限定されています。フロントが具体的にどの職種範囲を指すかは公式に定義されていないため、全社の離職率と同一視することはできません。会社全体の離職率は公式には開示されていません。
参考になるのは平均勤続年数です。有価証券報告書によれば、提出会社の平均勤続年数は2024年12月期4年7ヶ月、2025年12月期4年11ヶ月と4ヶ月伸びています。従業員数が431名から456名へ増えるなかで勤続年数が延びているのは、定着面ではプラスの材料と読めます。
平均年齢は出所によって34.5歳と34.8歳
採用サイトの「データで見るLTS」は平均年齢34.5歳(2025年実績)、有価証券報告書は平均年齢34.8歳(2025年12月31日現在・提出会社)と、わずかに異なる数値を示しています。集計時点と対象範囲の定義が異なるためと考えられます。
どちらが正しいという話ではなく、比較の際は同じ出所でそろえることが重要です。年収と年齢をセットで他社と比べるなら、有価証券報告書の34.8歳と671万1千円の組み合わせを使うのが定義上は整合します。
勤務制度:フレックスまたは裁量労働、テレワーク、副業可
LTSの公式「福利厚生(各種制度)」ページでは、勤務制度が職位によって異なることが明示されています。フレックスタイム制はコアタイムなしで、フレキシブルタイム6:00〜21:00の間で8時間勤務する設計です。一定の職位・職務の社員には専門業務型裁量労働制が適用されます。
同ページには「職位や職種によっては、みなしや管理監督で活動する社員もおります」とも記載されています。応募ポジションにどの制度が適用されるかは、オファー段階で必ず確認すべき項目です。
| 項目 | 公式サイトの記載 |
|---|---|
| 勤務時間 | コアタイムなしのフレックスタイム制(フレキシブルタイム6:00〜21:00の間で8時間)または専門業務型裁量労働制。職位により異なる |
| テレワーク | 状況に応じて実施可能(業務によっては出勤が主の場合あり)。入社間もない時期など、対面コミュニケーションの必要に応じて出勤を相談 |
| 副業・兼業 | 会社が設定した条件内で可能 |
| 年間休日 | 完全週休2日制(土・日)、祝日、年末年始休暇、夏季休暇、創業記念日を含め年間120日以上 |
| 有給休暇 | 年間最大20日付与(入社初年度の付与日数は入社時期による)。翌年繰越可能 |
| 特別積立休暇 | 消化しきれなかった有給休暇を時効後さらに1年間積立可能。傷病時や育児・介護のほか、ボランティアや自己啓発にも利用可 |
| その他の休暇 | 結婚休暇、出産休暇、慶弔休暇、生理休暇、公傷休暇、看護休暇(未就学児の看護) |
| 長期休職制度 | 自己研鑽・ボランティア休職(勤続5年以上等の条件を満たす社員が留学等のため最大2年) |
公式採用サイト「福利厚生(各種制度)」(2026年9月13日確認)より。
常駐と出張の可能性は明記されている
テレワークが導入されている一方で、公式「よくある質問」には「コンサルタントはクライアント先で業務を行うことが多いため、必要に応じて国内外への長期出張等が発生します」と記載されています。公式採用ジョブボードの募集ポジションでも、勤務地欄に「主に東京都23区内のお客様先/テレワーク」「プロジェクトにより、地方勤務・海外出張有」といった記載が並びます。
つまり在宅中心で完結する働き方が保証されているわけではなく、案件によって出社・常駐・出張の比率が変わる前提です。生活設計に関わる部分なので、応募ポジションの実際の稼働場所を確認してください。
健康関連の制度と窓口
健康保険は関東ITソフトウェア健康保険組合に加入し、各種社会保険が完備されています。年1回の健康診断は全社員対象で、女性社員は子宮頸がん・子宮卵巣検査・乳がん健診(乳腺超音波/マンモグラフィ)を全額会社負担で受診できると記載されています。インフルエンザの集団予防接種も実施されています。
相談窓口は複数用意されており、キャリアカウンセリング窓口(社内キャリアコンサルタント対応)、健康相談窓口(産業保健専門スタッフ対応)、「KABAの耳」(社長へのチャネル)、「OurVoice」(会社への提案・提言)、「職場の相談カフェ」(気軽な相談窓口)が公式サイトに挙げられています。民間の福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」も利用可能です。
健康経営を経営テーマとして掲げている
LTSは2020年から健康経営の取り組みを開始し、公式サステナビリティページに代表取締役社長 樺島弘明名義の健康経営宣言を掲載しています。有価証券報告書でも、健康経営優良法人の認定を受けている旨が記載されています。
具体的な活動としては、病気予防・健康啓発(健康実態調査、セミナー、産業医・保健師との連携)、食事・睡眠・運動改善、ワークスタイル変革(オフィス環境整備、有給取得推奨日の設定、長時間労働改善)、セルフマネジメント強化(1on1の導入・質向上、社内キャリアカウンセラーの設置、メンター制度)が挙げられています。
勤務地と拠点:どこで働くことになるのか
働き方を検討するうえで、制度と同じくらい実態を左右するのが勤務地です。LTSの本社は東京都港区元赤坂1-3-13 関電不動産赤坂ビル(14階受付・15階)で、2022年10月に移転しました。国内には静岡オフィス(静岡市葵区紺屋町)、名古屋オフィス(名古屋市西区那古野)、大阪オフィス(大阪市中央区北浜)、広島オフィス(広島市中区立町)があります。
海外拠点はLTS ASIA CO., LIMITED(香港)とLTS Strategy Pte. Ltd.(シンガポール)の2社です。案件の中心は国内であり、グローバル案件を主軸にしたい人にとっては選択肢が限られる構成といえます。
募集ポジションごとに勤務地条件が異なる
公式採用ジョブボードの募集要項を見ると、勤務地欄の書き方がポジションごとに異なります。「東京都 ※主に東京都23区内のお客様先/テレワーク ※プロジェクトにより、転勤・海外出張の可能性あり」と記載されるポジションもあれば、「東京都 ※プロジェクトにより、地方勤務・海外出張有」「大阪府 ※プロジェクトにより、地方勤務・海外出張有」と記載されるポジションもあります(2026年9月13日確認)。
トランスフォーメーションコンサルタントのように東京版と関西版が別ポジションとして募集されている職種もあります。生活拠点を動かせるかどうかは応募判断に直結するため、ポジション単位で条件を確認してください。
地域に根ざした案件も存在する
有価証券報告書には、鈴与システムテクノロジー株式会社との業務提携による静岡県を中心とする自治体・企業向けのコンサルティングサービスやDX支援の提供が記載されています。また連結子会社の株式会社ME-Lab Japanが静岡市の「森林カーボンクレジット創出促進事業」に採択されたことも記載されています。
公式キャリア採用ページでも、新サービスがリーダーの手によって開発され事業部化している例として「東海エリア、関西エリア、Social&Public」が挙げられています。東京以外の拠点でキャリアを築く選択肢が実在する点は、同規模のコンサルティングファームの中では特徴的です。
有価証券報告書で開示されている多様性の指標
上場企業であるLTSは、女性活躍推進法および育児・介護休業法にもとづく指標を有価証券報告書で開示しています。2025年12月31日現在の提出会社の数値は次のとおりです。
| 指標 | 2025年12月31日現在(提出会社) |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 13.7% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 69.2% |
| 男女の賃金の差異(全労働者) | 65.0% |
| 男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 67.4% |
| 男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 34.8% |
2025年12月期有価証券報告書より。連結子会社のうち日比谷コンピュータシステムは管理職に占める女性労働者の割合22.9%、日比谷リソースプランニングは21.1%が併記されています。エル・ティー・エス リンク、ワクト、ME-Lab Japanは公表義務の対象外のため記載が省略されています。
男性育休取得率は採用サイトの数値と一致
有価証券報告書の男性労働者の育児休業取得率69.2%は、公式採用サイト「データで見るLTS」の産休育休取得率(男性)69.2%と一致します。出所の異なる2つの公式資料で同じ数値が確認できるため、信頼性の高い指標といえます。
なお公式キャリア採用ページには「育児休業取得率/復職率100%です。男性社員の取得実績もございます」という記載もありますが、これは女性を含む取得率・復職率を指すものと読むのが整合的です。数値の対象範囲が異なる記載が併存しているため、面接で確認する際は「男性の取得率」「女性の取得率」「復職率」を分けて質問することをおすすめします。
DE&Iの具体的な取り組み
公式サステナビリティページ「従業員とともに」では、女性の活躍推進としてメンター制度、産育休取得前後の支援、男性育休の取得推進、女性専用の相談窓口「職場の相談カフェ」の設置が挙げられています。性の多様性に関しては、就業規則での性的指向・性自認に関する差別的言動の禁止、相談窓口の設置、インクルージョン研修の実施、採用申込時の性別選択欄への男女以外の項目設定が記載されています。
また、障がいを持つ社員を雇用して農園「よつば彩園」を運営していることが有価証券報告書にも記載されています。有価証券報告書では、この取り組みを「意味資本×公平→DE&I」というマテリアリティの一環として位置づけています。
会社が言語化しているカルチャーと育成観
有価証券報告書のサステナビリティ記載では、人事理念が3つの軸で示されています。個人のあり方として「自律」「自立」、組織のあり方として「自由」「公正」、関係性のあり方として「信頼」「尊重」です。
人財育成については「成長の主体は本人であり、成長しようとする個人を会社が支援する『ラーニングマインド・ファースト』」という考え方が明記され、メンバーシップ型とジョブ型を組み合わせたキャリアパス、階層別・テーマ別研修、自己啓発支援・資格取得支援、能力および目標達成までのプロセス評価を通じて本人の納得感を追求する評価制度が挙げられています。
アサインメントの考え方も公表されている
公式採用サイトには、アサインメントの方針として「誰もが自由に知り、発し、動ける環境を守る」「結果の平等ではなく、機会の公平を実現する」「過程が透明であることを原則とする」の3点が挙げられています。公式FAQでも、一人ひとりの経験・スキル・キャリア志向や希望を聞いたうえで決定し、社員に募集ポジションや条件を公開して希望登録してもらう取り組みも行っていると説明されています。
有価証券報告書ではナレッジ・マネジメントについても言及があり、社内Wiki・アーカイブス・社内ポータルといった情報基盤の整備、PJ事例共有や論文・研究成果の公開によるナレッジの形式知化、社内勉強会・交流会によるトランザクティブメモリー構築が取り組みとして挙げられています。
コミュニケーションの場
- •年1回の「社員総会」と「グループカンファレンス」(いずれも懇親会あり)
- •毎月1回のライブ配信「LTS Echo」(新入社員紹介・伝達事項の周知)
- •社員なら誰でも立ち寄れるオンライン事例共有会「FLAT(ふらっと)」
- •部門ごとの部門会議・合宿・勉強会
- •サークル活動(テニス、バスケ、ゴルフ、フットサル、ボードゲーム、ワイン、ハイキング等/会社が費用を補助)
よくある質問
- Q. LTSの残業時間はどのくらいですか?
- A. 公式採用サイト「データで見るLTS」の2025年実績では、平均残業時間は月18.5時間です。ただし平均値であり、プロジェクトのフェーズや担当によって振れ幅があります。有価証券報告書では、同社自身が「労働集約型のビジネスモデルであり、過重労働・ストレス過多に陥りやすい事業上の特性」を認識したうえで健康経営に取り組んでいると説明しています。
- Q. 有給休暇は取りやすいですか?
- A. 公式採用サイトの2025年実績では有休取得率67.9%です。有給休暇は年間最大20日付与され、翌年に繰越可能。消化しきれなかった分は「特別積立休暇」として時効後さらに1年間積み立てられ、傷病時や育児・介護のほかボランティアや自己啓発にも利用できると公式サイトに記載されています。
- Q. テレワークはできますか?
- A. 一部業務を除き導入されています。公式サイトには「状況に応じて実施可能(業務によっては出勤が主の場合あり)」「入社間もない時期など対面コミュニケーションの必要に応じて、出勤をご相談させていただきます」と記載されています。一方でコンサルタントはクライアント先での業務が多く、国内外への長期出張が発生する場合がある旨も公式FAQに明記されています。
- Q. 勤務制度はフレックスですか裁量労働ですか?
- A. 職位により異なります。コアタイムなしのフレックスタイム制(フレキシブルタイム6:00〜21:00の間で8時間)が基本で、一定の職位・職務の社員には専門業務型裁量労働制が適用されます。職位や職種によってはみなしや管理監督で活動する社員もいると公式サイトに記載されています。
- Q. 育児休業の取得実績はありますか?
- A. あります。2025年実績で産休育休の取得率は男性69.2%・女性100%(公式採用サイト)。男性の69.2%は2025年12月期有価証券報告書の男性労働者の育児休業取得率とも一致します。短時間勤務制度、看護休暇、ベビーシッター利用補助も公式に案内されています。
- Q. 離職率は公表されていますか?
- A. 全社の離職率は公表されていません。公式採用サイトには「退職率(フロント)9.6%」(2025年実績)と、対象を限定した数値のみ掲載されています。参考として、有価証券報告書における提出会社の平均勤続年数は2024年12月期4年7ヶ月から2025年12月期4年11ヶ月へ伸びています。
SUPERVISED BY — 監修者
監修者一覧 ›
監修者
辰本 明日加Asuka Tatsumoto
STRAND PARTNERS 代表取締役
慶應義塾大学卒業後、アクセンチュア戦略部門、リクルートを経てSTRAND PARTNERSを創業。コンサルファーム・PEファンド・大手事業会社への転職支援を手がける。

監修者
高辻 渚Nagisa Takatsuji
STRAND PARTNERS
米国ビジネススクール卒業後、PwCニューヨークオフィス、アクセンチュア戦略部門を経て参画。グローバル視点でのコンサル・外資系企業への転職支援を担当。
本記事はストランドパートナーズ株式会社のコンサルティング業界担当コンサルタントが内容を確認しています。
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主な参照元
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