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PwCコンサルティングの年収は?職位別の水準とBIG4内での位置づけ

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PwCコンサルティングの平均年収は約1,000万円とされ、BIG4の中でも上位の水準です。ただしBIG4各社は年収を揃える傾向があり、差は大きくありません。本ページでは職位別の目安と、年収以外で同社を選ぶ理由まで整理します。

この記事のポイント

  • ✓平均年収の目安は約1,000万円(2025年時点の公開集計値)。BIG4は非上場のため公式開示はなく、各社とも水準を揃えている
  • ✓公式に確認できる数値は新卒の標準年収額(学士6,842,310円/修士・博士7,070,460円)。月30時間分の時間外勤務手当を含む
  • ✓シニアアソシエイトクラスで評価が良ければ1,000万円を超え、マネージャーで1,100万〜1,500万円が視野に入る設計
  • ✓PwC Japanグループの業務収益は3,086億円・メンバー約13,500人・平均年齢35.7歳・入社3年未満43.2%(アニュアルレビュー2025)
  • ✓同じPwC Japanグループでも、Strategy&・PwCアドバイザリーは組織の位置づけが異なり、報酬の見え方も変わる

PwCコンサルティングの平均年収

各種公開集計によると、PwCコンサルティングの平均年収は約1,000万円とされています(2025年時点)。

平均年収の目安:約1,000万円(2025年時点の公開集計値)

非上場企業ゆえの数値の性質

BIG4(デロイト、PwC、EY、KPMG)はいずれも非上場企業であるため、有価証券報告書による正確な平均年収の開示は行われていません。公開されている数値はすべて、転職支援会社や口コミサイトによる集計値です。

上場企業であるベイカレント(1,349万円)やシグマクシス(1,208万円)の開示値と比べると、数値の確度は一段落ちる点を理解したうえで参照する必要があります。

日本の平均年収との比較

国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」による日本の給与所得者の平均年収は545万円です。PwCコンサルティングの約1,000万円はこれを450万円以上上回ります。

数値の出所を3つに分けて読む

同社の年収情報は、出所の性質によって確度が大きく異なります。当サイトでは以下の3分類で扱っています。

分類該当する数値確度
公式開示新卒の標準年収額、諸手当、福利厚生制度、グループの業務収益・人員高い(公式サイト・公式採用ページに記載)
公開集計値平均年収 約1,000万円、職位別レンジ、残業時間、有給消化率参考値(第三者の集計であり算出基準は不統一)
公式非開示中途採用の職位別給与テーブル、賞与の支給月数、昇給率確認できない

「公式開示」はPwC Japanグループの公式サイト・公式採用ページで確認できる数値、「公開集計値」は第三者が公開している集計値、「公式非開示」は公式に公表されていない項目を指します。

公式に確認できる報酬の数値 — 新卒標準年収と諸手当

PwCコンサルティング合同会社は合同会社であり、有価証券報告書による平均年収の開示はありません。ただしPwC Japanグループのコンサルタント職の新卒募集要項には円単位の標準年収額が記載されており、報酬水準を読み解く公式の手がかりが存在します。

公式開示:新卒標準年収額 学士6,842,310円/修士・博士7,070,460円(月30時間分の時間外勤務手当を含む)、フレキシブルワーキング手当 月5,000円

新卒の標準年収額は円単位で公開されている

多くのファームが「◯◯万円程度」という丸めた表記にとどまるなか、円単位で公開されている点は珍しく、水準を判断する確度の高い材料になります。この標準年収額には月30時間分の時間外勤務手当が含まれ、これを超過した分は別途支給されると明記されています。

新卒で約684万円という水準は、後述する職位別の目安(アソシエイト500万〜700万円)の上寄りに位置します。裏を返せば、この職位帯の年収は「みなし残業30時間込み」で構成されているということでもあり、額面だけを他社と比べる際には注意が必要です。

区分標準年収額備考
学士6,842,310円月30時間分の時間外勤務手当を含む
修士・博士7,070,460円同上

PwC Japanグループのコンサルタント職 新卒募集要項に記載された標準年収額です。同グループのPwCアドバイザリー合同会社の募集要項にも同額が記載されています。中途採用の給与レンジは公式非開示です。

諸手当・福利厚生で公式に確認できるもの

フレキシブルワーキング手当(月5,000円)は、リモートワークを前提とした働き方に伴う費用を補助する趣旨の手当です。後述のとおりPwC Japanグループのリモートワーク率は72%であり、制度と実態が対応しています。

公認会計士企業年金基金への加入は、PwC Japanグループが監査法人を中核に持つ専門職集団であることに由来する制度です。事業会社の企業年金とは運営主体が異なります。

一方、賞与の算定式、支給月数、昇給率、職位別の給与テーブルはいずれも公式非開示です。これらはオファー面談で提示される条件として確認するほかありません。

  • •フレキシブルワーキング手当:月5,000円
  • •時間外勤務手当:標準年収額に含まれる月30時間分を超えた分は別途支給
  • •確定拠出年金制度
  • •公認会計士企業年金基金
  • •通勤手当・各種社会保険

報酬の原資 — PwC Japanグループの事業規模

年収水準は、その組織がどれだけの収益をどれだけの人数で上げているかと切り離せません。PwCコンサルティング合同会社単体の業績は公表されていませんが、PwC Japanグループ全体の数値はアニュアルレビューで公開されています。

指標数値出所
PwC Japanグループ 業務収益3,086億円(2025年度)PwC Japanグループ アニュアルレビュー2025
メンバー数約13,500人(2025年度)同上
平均年齢35.7歳同上
入社3年未満の割合43.2%同上
外国籍スタッフ35カ国828人同上
PwCグローバル136カ国・約364,000人PwC Global Annual Review 2025

いずれもPwC Japanグループ(16法人)およびグローバルネットワーク全体の数値であり、PwCコンサルティング合同会社単体の数値ではありません。単体の従業員数・業績は公式非開示です。

平均年齢35.7歳・入社3年未満43.2%が報酬に与える影響

メンバーの4割超が入社3年未満という構成は、採用を大きく積み増している拡大局面の組織であることを示します。平均年齢35.7歳も、事業会社と比べれば若い水準です。

この構成は報酬の読み方に2つの意味を持ちます。第一に、若手層が厚い組織では平均値が下方に引っ張られるため、公開集計値の「約1,000万円」を職位別レンジの中央値と同一視することはできません。第二に、中途入社者が多数派に近い環境であり、外部から入った人が処遇面で不利になりにくい構造だと言えます。

一方、拡大局面では同じ職位に多様な経歴の人が併存します。だからこそ提示額そのものより「どの職位でのオファーか」を確認することが重要になります。

1人あたり業務収益から見る水準

業務収益3,086億円をメンバー約13,500人で割ると、1人あたり約2,286万円になります。これはグループ16法人(監査・税務・法務・コンサルティング・ディールなど)を合算した粗い指標であり、コンサルティング法人単体の生産性を示すものではありません。

それでも、平均年収の目安である約1,000万円との関係を大まかに把握する材料にはなります。コンサルティングファームでは1人あたり売上に対する人件費の比率が一定のレンジに収まる傾向があり、報酬が突出して高くも低くもない位置にあることが読み取れます。

BIG4内での年収比較

BIG4各社は年収水準を意図的に揃えており、極端な差は生じにくい構造です。互いに人材を奪い合う関係にあるため、1社だけが低い水準を提示すれば人材流出につながるからです。

ファーム平均年収の目安特徴
PwCコンサルティング約1,000万円Strategy&を内包・官公庁案件が厚い
デロイト トーマツ約950万円Monitor Deloitte・3社統合
EYストラテジー・アンド・コンサルティング非開示EY-Parthenon・拡大局面
KPMGコンサルティング非開示(新卒570万円〜)リスク・ガバナンスに強み

各社とも非上場のため公式開示値ではありません。転職支援会社や口コミサイトの集計値をもとにした目安です。

年収以外で選ぶべき理由

上表のとおり、BIG4間の年収差は大きくありません。したがって「どのBIG4が最も年収が高いか」という比較にはあまり意味がなく、案件構成・カルチャー・働き方・専門領域といった要素で選ぶことが実務的です。

PwCコンサルティングの場合、Strategy&を内包する組織構造、官公庁案件の厚み、そしてBIG4内で最も良好とされる働き方(後述)が判断材料になります。

職位別の年収水準

職位年収水準の目安主な役割
アソシエイト500万〜700万円調査・分析・資料作成
シニアアソシエイト700万〜1,000万円担当領域のオーナーとして成果物を完遂
マネージャー1,100万〜1,500万円プロジェクト管理とクライアント折衝の中核
シニアマネージャー/ディレクター1,500万円以上複数案件の統括と提案活動
パートナー2,000万円以上事業責任とクライアントリレーションの最終責任

BIG4各社の公開集計値をもとに編集部が整理した目安です。実際の提示額は評価と経験により変動します。

1,000万円到達の目安

BIG4各社は「マネージャー手前のシニアクラスで、評価が良ければ1,000万円を超える」という給与水準を設計しています。PwCコンサルティングではシニアアソシエイトがこれに該当します。

そこからマネージャーに昇進すれば1,100万円以上が視野に入り、年収面での次の段階に進みます。

Strategy&を内包する構造

PwCコンサルティングの特徴的な点が、戦略コンサルティングブランド「Strategy&」を同一法人内に持つことです。

他のBIG4との違い

デロイトのMonitor Deloitte、EYのEY-Parthenonも戦略ブランドですが、PwCの場合はStrategy&がPwCコンサルティング合同会社の中に位置づけられています。「Strategy through Execution(実行を通じた戦略)」を標榜し、戦略立案から実装までが組織的に分断されない体制です。

戦略コンサルティングに関心がありつつ、実行支援まで見届けたいという志向に合致する構造と言えます。

報酬面での位置づけ

一般に戦略部門は報酬水準が高く設定される傾向がありますが、同一法人内にあるため制度としては連続しています。転職時にどの組織・職位でオファーを受けるかによって水準が決まる点は、他のBIG4と同様です。

PwC Japanグループ内での報酬構造の違い

「PwCの年収」を調べるとき、実際には性格の異なる複数の組織が混在しています。PwC Japanグループは16法人で構成され、コンサルティング、ディールアドバイザリー、監査、税務・法務がそれぞれ別法人として運営されているためです。応募窓口も報酬制度も法人ごとに分かれており、比較の対象を取り違えると水準の理解を誤ります。

組織年収の目安位置づけ数値の性質
PwCコンサルティング約1,000万円コンサルティング専門法人。Strategy&を内包公開集計値
Strategy&(PwCネットワーク)900万〜1,100万円台(集計により幅あり)PwCコンサルティング内のストラテジーコンサルティングのチーム。単独法人ではない公開集計値(回答件数が少なく参考値)
PwCアドバイザリー新卒標準年収 684万円/中途は非開示M&A・事業再生・インフラを担う別法人(第二種金融商品取引業者)新卒は公式開示、中途は公式非開示

各社名をクリックすると、それぞれの詳細記事に移動できます。年収の目安はいずれも公式開示値ではなく、記載のとおり出所の性質が異なります。

Strategy& — 同一法人内のチームであること

日本におけるStrategy&は、PwCコンサルティング合同会社のストラテジーコンサルティング内に置かれたチームであり、単独の法人ではありません。したがって人事制度・報酬制度はPwCコンサルティング合同会社のものが適用されます。「Strategy&だから制度が別」ということはありません。

それでも公開集計値でPwCコンサルティング全体よりやや高めのレンジが示されるのは、戦略案件を担う職位構成の違いによるものと考えられます。転職時にどの職位でオファーを受けるかが水準を決める点は、同社の他の領域と変わりません。

なお集計の母数が小さいため、Strategy&単独の平均年収として出回る数値は振れ幅が大きくなります。数値そのものより、同一法人内のチームであるという構造の理解のほうが実務的です。

PwCアドバイザリー — 別法人・別制度

PwCアドバイザリー合同会社は、M&A・事業再生・インフラを担うディール専門の別法人です。第二種金融商品取引業の登録を持つ規制業種であり、採用窓口もPwCコンサルティングとは完全に分かれています。

新卒の標準年収額はPwCコンサルティングと同額(学士6,842,310円)が公表されており、PwC Japanグループとして初任給水準を揃えていることがうかがえます。一方で中途採用の給与レンジはいずれの法人も公式非開示です。

ディール領域は成果が案件のクロージングに直結するため、上位職位での報酬の伸び方はコンサルティングとは異なるという見方があります。ただしこれを裏づける公式データは存在しません。

どちらに応募すべきか

  • •経営課題の構想から実行までを一貫して担いたい → PwCコンサルティング
  • •戦略立案に軸足を置きたい → PwCコンサルティング内のStrategy&
  • •M&A・事業再生など財務起点のディール領域を専門にしたい → PwCアドバイザリー
  • •法人をまたぐ異動は公募異動制度(Open Entry Program)で可能だが、入口は分かれている

官公庁案件という特色

同社は民間企業向けに加えて、官公庁・公的機関向けの案件比率が高い点も特色です。政策実行支援や社会インフラ領域の大型プロジェクトに関わる機会があります。

官公庁案件は民間案件と比べて事業サイクルが異なり、年度予算に紐づく繁閑の波があります。一方で社会的意義の大きいテーマに関われる点は、キャリアの動機として重要な要素になり得ます。

報酬面での影響

官公庁案件は入札を経て受注するため、単価は事前に決まった予算の枠内に収まります。民間の戦略案件のように高単価が積み上がる構造ではありません。この点は、PwCコンサルティングの平均年収が戦略系専業ファームほど高くならない一因と考えられます。

一方、年度をまたぐ継続案件が多く、稼働の見通しが立ちやすいという性質もあります。報酬の絶対額だけでなく、稼働の安定性と合わせて評価すべき領域です。

評価されるスキルが異なる

官公庁領域では、制度・法令の理解、調査設計、報告書作成の精度、そして関係者調整の力が評価されます。民間案件で重視される事業性の判断とは求められる筋肉が異なるため、キャリアの初期にどちらに配属されるかは長期の専門性に影響します。

オファー面談では、配属予定のコンピテンシーにおける官民の案件構成比を確認しておくとよいでしょう。

よくある質問

Q. PwCコンサルティングの平均年収はいくらですか?
A. 各種公開集計では約1,000万円とされています(2025年時点)。BIG4は非上場のため有価証券報告書による公式開示はなく、転職支援会社や口コミサイトの集計値である点に留意が必要です。
Q. BIG4の中で年収は高いほうですか?
A. 約1,000万円という水準はBIG4の中では上位です。ただし各社は年収水準を意図的に揃えており極端な差は生じないため、案件構成・カルチャー・働き方といった要素で選ぶことが実務的です。
Q. 年収1,000万円に到達するにはどうすればよいですか?
A. シニアアソシエイトクラスで評価が良ければ1,000万円を超える設計です。そこからマネージャー(1,100万〜1,500万円)に昇進すれば、年収面での次の段階に進みます。
Q. Strategy&とPwCコンサルティングの関係は?
A. Strategy&はPwCネットワークの戦略コンサルティングブランドで、PwCコンサルティング合同会社の中に位置づけられています。「Strategy through Execution」を標榜し、戦略立案から実装までが組織的に分断されない体制です。
Q. 官公庁案件が多いというのは本当ですか?
A. はい。民間企業向けに加えて官公庁・公的機関向けの案件比率が高い点が同社の特色です。政策実行支援や社会インフラ領域の大型プロジェクトに関わる機会があり、年度予算に紐づく繁閑の波がある点が民間案件との違いです。入札を経て受注するため単価が予算の枠内に収まる構造で、この点は報酬水準にも影響します。
Q. 公式に確認できる年収の数値はありますか?
A. 新卒の標準年収額が公式に公開されています。学士6,842,310円、修士・博士7,070,460円で、いずれも月30時間分の時間外勤務手当を含む金額です。超過分は別途支給されると明記されています。中途採用の職位別給与テーブル、賞与の支給月数、昇給率はいずれも公式非開示です。
Q. 手当や福利厚生にはどのようなものがありますか?
A. 公式に確認できるものとして、フレキシブルワーキング手当(月5,000円)、月30時間を超える分の時間外勤務手当、確定拠出年金制度、公認会計士企業年金基金があります。公認会計士企業年金基金への加入は、PwC Japanグループが監査法人を中核に持つ専門職集団であることに由来する制度です。
Q. PwCアドバイザリーやStrategy&とは年収が違いますか?
A. Strategy&は日本では単独法人ではなくPwCコンサルティング合同会社内のチームであるため、報酬制度は同社のものが適用されます。PwCアドバイザリー合同会社は別法人ですが、新卒の標準年収額は同額(学士6,842,310円)が公表されており、グループとして初任給水準を揃えています。中途採用の給与レンジはいずれも公式非開示です。

SUPERVISED BY — 監修者

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辰本 明日加

監修者

辰本 明日加Asuka Tatsumoto

STRAND PARTNERS 代表取締役

慶應義塾大学卒業後、アクセンチュア戦略部門、リクルートを経てSTRAND PARTNERSを創業。コンサルファーム・PEファンド・大手事業会社への転職支援を手がける。

高辻 渚

監修者

高辻 渚Nagisa Takatsuji

STRAND PARTNERS

米国ビジネススクール卒業後、PwCニューヨークオフィス、アクセンチュア戦略部門を経て参画。グローバル視点でのコンサル・外資系企業への転職支援を担当。

本記事はストランドパートナーズ株式会社のコンサルティング業界担当コンサルタントが内容を確認しています。

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本ページは各社の公開情報をもとにコンサルペディア運営事務局が独自に編集したものであり、掲載企業による監修・提供を受けたものではありません。年収・残業時間・選考に関する情報は公開求人情報や口コミサイトの集計値をもとにした目安であり、実際の条件を保証するものではありません。内容の訂正が必要な場合はお問い合わせください。